記憶の中に

まだまだ深い悲しみの中ではありますが、
少しずつ、彼に関するものを処分し始めました。
といっても僅かなものですが。

まずは、結婚関連。
今朝は紙資源ゴミの回収日だったこともあり、
結婚式場やジュエリーショップからの資料を処分しました。

次に、携帯電話。
電話帳から彼の登録情報を削除。
彼の画像データなども見ると辛いため、消しました。
ただ、SDカードに残した、1000通を超える彼からのメールは
まだ消すことが出来ません。
出会いから9ヶ月以上、一日も途切れなかった、彼の優しさ。
これを消し去るには、もう少し時間が必要です。

PC内の結婚関連サイトなども一掃しました。

そして、彼と出かけた先のパンフレットやチケット、レシート。
映画館、海遊館、甲子園、淡路島…。
思い出が鮮明過ぎて、また泣きじゃくってしまいました。
その中で、どうしても捨てられなかったものは、
花キューピットから贈ってくれた、
誕生日アレンジメントの納品書。
そこには彼の気持ちがギュッと詰まっていて、
まだどうしても、捨てる気持ちにはなれません。

こうしてみると、見事な引き際だったなと思います。
もちろん意図的なものではなかったでしょうが、
指輪も結局貰わなかったので、メール以外で手元に残ったのは、
花キューピットの納品書と最後の手紙だけ。
それらもいつか処分してしまえば、見事に何も残らない。

記憶の中にだけ残り、記憶は美化されていく。
こんなに悲しみが深いのに、すでに、
いつか素敵な思い出に変わると確信出来ています。
不思議なものですね…。

居場所を明かさずに去っていった彼の、最後の優しさ。
私と一緒にいても冥福を祈ることは出来るのに、という思いはあるけれど、
息子さんの眠る土地で暮らすことが彼の希望なら、
私は彼の気持ちを尊重したいと思います。

もう一人いらっしゃる息子さんのためにも、長生きして欲しい。
 
 
[PR]
by fujimal_love | 2012-03-14 14:36 | 回想録